休業損害はいつもらえる?計算方法も併せて解説
休業損害とは、事故によって負ってしまった怪我のために働けなかった場合、これによって減少した収入の補償をいいます。
では、休業損害はいつもらえるものなのでしょうか。
本稿では、休業損害がもらえるタイミングと計算方法について解説していきます。
休業損害はいつもらえる?
休業損害は、原則として治療終了後または症状固定後に請求ができる(もらえる)こととなっています。
もっとも、事故による休業の必要が明らかであることを加害者側の保険会社が認めたような場合には、示談が成立する前に請求を行うことで、内払いとして支払いを受けることが可能です。
休業損害の計算方法は?
休業損害は「1日当たりの日額」×「休業日数」によって算出されます。
ここでの、「休業日数」は、事故の影響によって休業した日数をいいます。
「1日当たりの日額」については、弁護士の認定と保険会社の認定が異なり、結果として具体的な休業損害の合計額も異なることがあるので注意が必要です。
弁護士基準による「1日当たりの日額」とは、1か月の給料の総額を実際に働いた日数(1か月のうち22日間出勤しているのであれば、22日間)によって割ることにより算出されます。
これに対し、一般的な保険会社では、「1日当たりの日額」が1か月の給料の総額を「1か月の日数(30日ないし31日)」によって割られることが少なくありません。
その結果として、弁護士基準よりも1日当たりの日額、ひいては休業損害の総額が大幅に低額なものと認められてしまうことになります。
事故による休業損害の請求に際しては、弁護士などの専門家に一度ご相談いただくことをおすすめします。
また、日額や休業日数の算出に当たっては、これを会社に証明してもらう休業損害証明書を保険会社や弁護士からもらい、会社に提出する必要があります。
これと併せて、事故の前年の源泉徴収票も必要となります。
交通事故に関するお悩みは弁護士 大澤 栄一(新麴町法律事務所)までご相談ください
交通事故の治療を受けながら、個人で相手方と交渉を進めるのは大変なものです。
ご自身の交通事故に関してわからないこと、不安なことがおありの方は、弁護士 大澤 栄一(新麴町法律事務所)までお気軽にご相談ください。
当弁護士が提供する基礎知識Basic Knowledge
-
予防法務の重要性...
「企業法務の役割に予防法務というものがあると耳にしたが、実際の業務としてはどのようなものがあてはまるのだろうか。」「発生した法的トラブルに追われて、契約書のリーガルチェックなどができていない状態だ。やはりこの状態は改善す […]
-
遺言書の種類と作...
遺言書には、主に以下の3つの種類の遺言書が存在します。それぞれについて、その特徴と作成方法をご紹介します。 ■自筆証書遺言自筆証書遺言とは、遺言者が生前に自ら作成する遺言書のことをいいます。具体的な書き方として […]
-
コンプライアンス...
コンプライアンスの意味は、企業が法令及び社会的倫理を遵守することをいいます。近年では特にこのコンプライアンスの遵守が求められています。きっかけは、企業における多数の不祥事がメディアで報道されるようになり、消費者や他企業、 […]
-
休業損害はいつも...
休業損害とは、事故によって負ってしまった怪我のために働けなかった場合、これによって減少した収入の補償をいいます。では、休業損害はいつもらえるものなのでしょうか。本稿では、休業損害がもらえるタイミングと計算方法について解説 […]
-
景品表示法とは?...
「景品表示法」は、正式名称を「不当景品類及び不当表示防止法」とする昭和37年に成立した法律です。我々消費者は、商品やサービスを購入する際に、実際より誇大な表示をされていたり、過大な景品付きで販売がなされると、適切な判断を […]
-
相続人が兄弟のみ...
相続に際し、生前に財産を保有して亡くなった方を被相続人、この方の財産を相続する方を相続人と言います。そして、遺言書によらない法定相続の場合、相続人に該当し得る方として、相続順位1位に被相続人の子、2位に被相続人の父母、3 […]
よく検索されるキーワードSearch Keyword
-
- 離婚 弁護士 無料相談 麹町
- 顧問弁護士 無料相談 麹町
- 遺言書作成 弁護士 無料相談 千代田区
- 顧問弁護士 無料相談 都内
- 交通事故 弁護士 無料相談 千代田区
- 相続 弁護士 無料相談 千代田区
- 労働問題 弁護士 無料相談 都内
- 自己破産 弁護士 無料相談 都内
- 不動産トラブル 弁護士 無料相談 千代田区
- 労働問題 弁護士 無料相談 東京都
- 相続 弁護士 無料相談 都内
- 企業法務 弁護士 無料相談 東京都
- リーガルチェック 弁護士 無料相談 麹町
- 離婚 弁護士 無料相談 東京都
- 法律問題 弁護士 無料相談 麹町
- 不動産トラブル 弁護士 無料相談 都内
- 保険会社 示談交渉 弁護士 千代田区
- 自己破産 弁護士 無料相談 麹町
- 企業法務 弁護士 無料相談 千代田区
- 顧問弁護士 依頼 千代田区
弁護士紹介Lawer
問題を抱えたお一人おひとりのお話を丁寧に聞き取り、相談を終えた後には、笑顔で家路につけるような対応を心がけております。事案によっては、複数の弁護士がチームを組んで依頼者様を強力にサポート致します。
相続弁護士ナビはこちらインタビュー記事も掲載されておりますので、ぜひご一読ください。
-
- 弁護士
- 大澤 栄一(おおさわ えいいち)
-
- 経歴
-
- 平成9年3月 一橋大学法学部卒業
- 平成9年10月 司法試験合格
- 平成10年4月 最高裁判所司法研修所入所
- 平成12年3月 最高裁判所司法研修所卒業
- 平成12年4月 弁護士登録、新麹町法律事務所入所
- 平成17年3月(~平成18年2月)日本弁護士連合会代議員
- 平成17年4月(~平成18年3月)東京弁護士会常議員
- 平成21年12月(~平成25年11月)東京弁護士会綱紀委員
- 平成25年4月(~平成26年3月)関東弁護士連合会理事
- 平成27年4月(~現在)関東弁護士連合会「法曹倫理教育に関する委員会」事務局長
- 平成30年4月 (~現在) 東京都弁護士協同組合総代
- 令和2年4月 (~令和3年3月) 東京弁護士会常議員
- 令和2年・3年 法政大学 臨時講師
-
- 趣味
- プロ野球観戦、格闘技観戦、コンサート鑑賞
-
- 学生時代
- 野球(小学校)、陸上(中学校。国立競技場での大会に参加したこともあります!)、ハンドボール(高校)、ソフトボール(大学)
事務所概要Office Overview
名称 | 新麹町法律事務所 |
---|---|
代表者 | 大澤 栄一(おおさわ えいいち) |
所在地 | 〒102-0083 東京都千代田区麹町3-7-4 秩父屋ビル5F |
TEL・FAX | TEL:050-3138-2490 / FAX:03-3234-0510 |
対応時間 | 平日 / 10:00~17:30まで ※事前予約で時間外の対応可能 |
定休日 | 土・日・祝 ※事前予約で休日も対応可能 |