成年後見制度と家族信託の違いとは
成年後見制度とは、高齢者など判断能力の不十分な人に対してその財産管理や法律行為のサポートをする制度のことです。成年後見制度とは、法定後見人と任意後見人に分かれます。法定後見人は、判断能力が下がった後において、家庭裁判所に申し立てて後見人を選任し、後見を開始させます。一方任意後見人は判断能力が下がる前にあらかじめ選任し後見契約を結んでおき、将来判断能力が低下したときに後見が開始します。
一方で家族信託とは、家庭裁判所を通さずに家族間で財産の管理をする制度です。家族信託の方が、あくまで家族間の財産管理になるため、自由に財産運用をすることができます。後見制度の場合、家庭裁判所が介入しているため、節税のための行為などはなかなかできません。また、家族信託は財産を預ける人が、子や孫のために数世代に当たって財産を承継させることができます。もっとも、遺留分を侵害するような財産承継を信託契約で結んだ場合は、契約が無効とされる可能性もあるため注意しましょう。
家族信託は、財産管理を目的とするのみであるため、身上監護権に関する法律行為をすることはできません。また認知症を患うなど、既に判断能力の著しい低下があってから家族信託をすることはできません。認知症対策での家族信託をお考えの場合は、事前に信託契約を結んでおきましょう。
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- 弁護士
- 大澤 栄一(おおさわ えいいち)
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- 経歴
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- 平成9年3月 一橋大学法学部卒業
- 平成9年10月 司法試験合格
- 平成10年4月 最高裁判所司法研修所入所
- 平成12年3月 最高裁判所司法研修所卒業
- 平成12年4月 弁護士登録、新麹町法律事務所入所
- 平成17年3月(~平成18年2月)日本弁護士連合会代議員
- 平成17年4月(~平成18年3月)東京弁護士会常議員
- 平成21年12月(~平成25年11月)東京弁護士会綱紀委員
- 平成25年4月(~平成26年3月)関東弁護士連合会理事
- 平成27年4月(~現在)関東弁護士連合会「法曹倫理教育に関する委員会」事務局長
- 平成30年4月 (~現在) 東京都弁護士協同組合総代
- 令和2年4月 (~令和3年3月) 東京弁護士会常議員
- 令和2年・3年 法政大学 臨時講師
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- 趣味
- プロ野球観戦、格闘技観戦、コンサート鑑賞
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- 学生時代
- 野球(小学校)、陸上(中学校。国立競技場での大会に参加したこともあります!)、ハンドボール(高校)、ソフトボール(大学)
事務所概要Office Overview
名称 | 新麹町法律事務所 |
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代表者 | 大澤 栄一(おおさわ えいいち) |
所在地 | 〒102-0083 東京都千代田区麹町3-7-4 秩父屋ビル5F |
TEL・FAX | TEL:050-3138-2490 / FAX:03-3234-0510 |
対応時間 | 平日 / 10:00~17:30まで ※事前予約で時間外の対応可能 |
定休日 | 土・日・祝 ※事前予約で休日も対応可能 |